#1 風間杜夫さん

風間杜夫さんとは新宿梁山泊の金守珍さんの元で『ベンガルの虎』でご一緒したのが出逢いです。そこから懇意にさせて頂いております中で、いつもごきげんに語ってくださる、そして背中で魅せてくださる先輩です。

風間杜夫先輩が、つかこうへいさんと多くの作品を共にしてきたことは勿論知っておりましたが、今回お話を改めて聞いて、つかイズムのようなものがやはりそこには存在していることを知り、ぼくもそこに到達したい、熱海殺人事件を戯曲としてもより深めたい、汗と涙の熱海を、そしてこの紀伊國屋ホールに熱氣が渦巻くような作品にしたいと、改めて思っております。(宮原奨伍)