金守珍さん演出のシアターコクーンでの唐十郎作品『泥人魚』で、初めて御一緒させて頂いた石井愃一さん。演劇に真摯であり、ご自身が経験されてきた様々な芝居を紐解かれていらっしゃるのだなぁと感じ、そしてそれを惜し気もなく年下の役者にシェアしてくださる、優しいお方。渥美清さんの付き人になるまでのお話、渥美さんとの関係やエピソードを現場でもお聞きし、そのお人柄に触れ、つかこうへいさんと同じ時代に同世代として一線で活躍されていた当時のお話をお聞きしたいとお願いさせて頂きました。明瞭な口調と豊富な知識と記憶力に驚きつつ、勉強させて頂けました。この旅を応援してくださることを嬉しく誇りに思います。インタビュー動画お楽しみくださいませ。(宮原奨伍)
初対面となる平田満さんで緊張をしましたが、なんと真摯なお方だろう。そのお陰で緊張も少しずつ解れていきました。言葉一つ一つをじっくりとお伝えくださるのがとても印象的で、つかさんのお人柄が見えてくるような、そして当時、劇作・演出でどのようなことを求めていらしたのかも、すこし分かったように思います。頂けたお言葉に応えられるようしっかりと追求し、本を読み、声を出し、旅を続けようと思います。(宮原奨伍)

いよいよ動き出した、「つかこうへいを知る旅」企画。
その第一歩となった、演出家と出演者全員による“顔合わせ”の様子を収めた映像を公開しました!

初めてメンバーが一堂に会するその場には、緊張と期待が入り混じり、作品づくりの始まりを告げる、特別な空気が流れていました。
この瞬間は、どんな作品にも一度しか訪れないもの。
それぞれの想いが交錯する、唯一無二の“出発点”を、ぜひ皆さまにも体感していただけたらと思います。
ぜひ一緒に、この旅の始まりを見届けてください。

つかこうへい作品を現代に蘇らせる2人の主演俳優――
『熱海殺人事件』主演・宮原奨伍と『売春捜査官』主演・広山詞葉が語る、作品への想いと舞台裏。今回の対談は、本番の会場でもある紀伊國屋ホールからお届けします。
企画が始動した当初のエピソードや、互いに刺激を受けながら築いてきた関係、そして“つか作品”に挑む覚悟まで。今だからこそ聞けるリアルな言葉が詰まった特別対談を、どうぞお見逃しなく。

錦織一清さん演出の『熱海殺人事件』の稽古中であります。17年前に、自身初めての商業演劇『エドの舞踏会』でご一緒して以来の現場、錦織さんがつかさんを敬愛していることは知っておりましたが、このタイミングでご一緒させて頂けることに必然を感じたりもするのであります。本当にありがたい機会を頂き、更にこの企画の快くお力添えを下さることに深き感謝をしております。(宮原奨伍)

風間杜夫さんとは新宿梁山泊の金守珍さんの元で『ベンガルの虎』でご一緒したのが出逢いです。そこから懇意にさせて頂いております中で、いつもごきげんに語ってくださる、そして背中で魅せてくださる先輩です。

風間杜夫先輩が、つかこうへいさんと多くの作品を共にしてきたことは勿論知っておりましたが、今回お話を改めて聞いて、つかイズムのようなものがやはりそこには存在していることを知り、ぼくもそこに到達したい、熱海殺人事件を戯曲としてもより深めたい、汗と涙の熱海を、そしてこの紀伊國屋ホールに熱氣が渦巻くような作品にしたいと、改めて思っております。(宮原奨伍)