この度、一年以上に渡りました『つかこうへいを知る旅』の終着地である紀伊国屋ホールでの「熱海殺人事件」と「売春捜査官」の同時上演、無事に幕を閉じられました。
熱氣のある劇場空間を、この旅を共にしてくださった皆様、心からの感謝を申し上げます。
誠にありがとうございました。
つかこうへい作品がこれからも多くの上演されることを切に願います。
企画に携わってくださった全ての皆様にもここで深く御礼申し上げます。
旅を続けられるかは、また改めてご報告させて頂きます。
最後に、企画の頭からご一緒してくださり、売春捜査官主演を、そして両演目の出演を、魂でやりきってくださった広山詞葉さんに心からの感謝をここに。
代表 宮原奨伍
『つかこうへいを読む旅』第9弾
「売春捜査官」(つかこうへい著)が公開されました。
『売春捜査官』は、つかこうへい作品の中でも、とりわけ過剰で、危うく、そして人間の本性がむき出しになる一作です。
捜査という名目のもとで展開されるのは、正義の追及ではなく、言葉と感情による徹底的な支配と転倒のドラマです。
密室で繰り広げられるやり取りは、尋問であり、告白であり、同時に芝居そのものでもあります。
立場の強弱はめまぐるしく入れ替わり、加害と被害、支配と服従の境界線は容易に崩れ去っていきます。
そこに浮かび上がるのは、「正しさ」を振りかざす者の暴力性と、愛されたいと願う人間のあまりにも脆い姿です。
『売春捜査官』が突きつけるのは、社会的正義や倫理の仮面の下に潜む欲望と恐怖、そして他者を裁くことでしか自分を保てない人間の姿です。
過激な台詞と笑いの奥には、どうしようもない孤独と、生き延びるための必死な叫びが隠されています。
本作は単なる風俗犯罪劇ではなく、言葉が人を傷つけ、同時に救ってしまうという、演劇の持つ残酷さと可能性を極限まで押し広げた“言葉の格闘劇”です。
観る者は、登場人物を笑いながら、いつの間にか自分自身の倫理や正義を問い返されることになります。
『つかこうへいを読む旅』第9弾では、『売春捜査官』を通して、
つかこうへいが描き続けた「裁く側」と「裁かれる側」の反転、
そして人間が他者を必要としながら、決して理解しきれないという矛盾に迫っていきます。
数多くのつかこうへい作品に関わり、つかこうへい氏の弟子として、稽古場の最前線で“つか芝居”と向き合い続け、その厳しさと熱量を誰よりも体感してきた当企画の両作品の演出でもある逸見輝羊さんをお迎えいたしました。
今回の対談では、当企画について、師の背中から学んだ演劇への姿勢、そして演出家として俳優とどう向き合い、言葉と身体を舞台上に立ち上げてきたのかなど、貴重なお話を伺いました。つか作品を内側から知る逸見さんならではの視点は、演劇ファンはもちろん、俳優や演出家を志す方にとっても必見の内容となっています。
この企画は、宮原奨伍が初のプロデュースで挑む紀伊國屋ホール公演までの365日を追うドキュメント企画です。
当ホームページ内【つかこうへいを語る旅】よりご視聴いただけます。
『つかこうへいを読む旅』第8弾
「熱海殺人事件/新・熱海殺人事件」(つかこうへい著)が公開されました。
『熱海殺人事件』は1973年の初演以降、幾度となく上演と改稿を重ねながら、日本現代演劇を象徴する作品として立ち上がり続けてきました。
警察署の一室という極めて限定された空間で繰り広げられるのは、事件捜査を装った、愛と暴力、差別と欲望が剥き出しになる人間の闘争です。
そして『新・熱海殺人事件』では、時代の変化を受け止めながら、人物造形や関係性が更新され、同じ物語でありながらまったく異なる顔を見せます。
そこにあるのは「正義」や「成長」といった言葉の空虚さと、人間が抱え続ける矛盾や弱さを、容赦なく突きつけるつかこうへいの視線です。
本作は単なる犯罪劇ではなく、権力と服従、愛されたいという渇望、そして言葉によって他者を支配し、また救おうとする人間の姿を描いた“人間劇”です。
怒号のような台詞の奥に潜む孤独と絶望は、時代を越えて観る者の胸に突き刺さります。
『熱海殺人事件』と『新・熱海殺人事件』を読み比べることで見えてくるのは、つかこうへい自身が時代と格闘し続けてきた痕跡であり、「演劇は更新され続けなければならない」という強烈な思想です。
『つかこうへいを読む旅』第8弾では、この二作を通して、つかこうへいが描き続けた人間の醜さと愛しさ、その両極を読み解いていきます。
インタビュー企画【宮原奨伍とつかこうへいを知る旅】にて、俳優の 酒井敏也さん をゲストに迎えた対談動画が公開されました。
数多くのつかこうへい作品に出演し、その独特の存在感と身体性で強烈な印象を残してきた酒井敏也さん。舞台のみならず、映像作品でも幅広く活躍し続け、日本演劇界において唯一無二の立ち位置を築いてきた俳優です。
今回の対談では、つかこうへい作品との出会い、俳優として現場で感じてきた“つか芝居”の厳しさと魅力、そして身体を通して言葉を立ち上げることへの想いなど、貴重なお話を伺いました。つか作品を内側から知る酒井さんならではの視点は、演劇ファンはもちろん、俳優を志す方にとっても必見の内容となっています。
この企画は、宮原奨伍が初のプロデュースで挑む紀伊國屋ホール公演までの365日を追うドキュメント企画です。
当ホームページ内【つかこうへいを語る旅】よりご視聴いただけます。
劇中に一部喫煙シーンがございます。
使用するのは人体に影響の少ない薬用タバコ医薬品(ネオシーダー:咳止め薬)になります。
必要な方にはマスクもご用意しておりますので、受付・場内スタッフにお気軽にお声かけくださいませ。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
■上演時間について
「熱海殺人事件」:約2時間(途中休憩なし)
「売春捜査官」:約2時間5分(途中休憩なし)
※多少前後する可能性がございます。予めご了承ください。
※開演後、演出の都合上、客席にご案内できない時間帯がございますのでご了承ください。
■開場について
受付・ロビー開場は開演の45分前、客席開場は開演の30分前を予定しております。
宮原奨伍によるお出迎え前説を開演20分前より行う予定です。
※受付が混雑する可能性もございますので、お時間に余裕を持ってご来場くださいませ。
■当日券の販売について
当日券は全ステージご用意しております。
各公演とも開演の45分前より受付にて販売致します。
※お支払いは現金のみで、クレジットカードなどはご利用いただけません。
■車椅子でご観劇されるお客様へ
お座席までのスムーズなご案内のため、チケット購入後、ご観劇の 3日前までにご連絡ください。
(付き添いの方がご観劇される場合もチケットは必要となります。)
【ご連絡先】Mitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)
■お祝い花に関して
スタンド花・アレンジ花とも、お受けいたします。
《スタンド花を送られる場合》
・納品日時:2月4日(水)13:00〜16:00
・回収日時:2月8日(日)13:00〜14:45
※スタンド花は必ず、上記日時での納品・回収が可能なお花屋さんにてお願いいたします。
■プレゼントについて
専用BOXをご用意しておりますので、お客様のお名前をご記入の上、お入れください。
(生ものはご遠慮ください)
■グッズ販売について
*宮原奨伍プロデュース「熱海殺人事件と売春捜査官」パンフレット:価格調整中
*アクリルマグネット(6種類:全キャスト):¥1,000
また、チケットをお持ちでないお客様もグッズをご購入いただくことが可能です。
開演後準備が整いましてからのご案内となりますので、スタッフにお声掛けください。
■チケット紛失などに関して
紛失・盗難などいかなる場合にもチケットの再発行はできません。ご注意ください。
公演日時のお間違い、チケット忘れなどはご観劇いただけません。
キャンセル・変更および、公演中止時以外の払戻しは一切できません。
天変地異及びそれに伴う交通機関トラブルの場合でも、公演が行われた際には払戻しできませんのでご了承ください。公演が中止になった場合には、公式HPにて払戻し方法のご案内をいたします。
■手荷物に関して
会場内にコインロッカー、クロークはございません。
大きなお荷物をお持ちの際は、あらかじめ駅周辺のコインロッカーなどをご利用いただくようお願いいたします。
■劇場内の空調につきまして
お席によって客席温度が異なりますのでお手数をおかけいたしますが、羽織ものなど温度調節のできる服装でご来場いただきますようお願い申し上げます。
皆さまのご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
皆様のお越しをキャスト、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
インタビュー企画【宮原奨伍とつかこうへいを知る旅】にて、俳優・脚本家・演出家の マキノノゾミさん をゲストに迎えた対談動画が公開されました。
劇団M.O.P. を旗揚げし、以降『東京原子核クラブ』『高き彼物』『ローマの休日』など多数の舞台作品で劇作・演出・脚本を手掛け、鶴屋南北戯曲賞や読売文学賞など数々の演劇賞を受賞してきたマキノノゾミさん。
今回の対談では、つかこうへい作品の魅力演劇に対する想いなど、沢山のお話を伺いました。特につか作品への理解や演出観、時代と演劇の関係についての洞察は、多くの演劇ファンにとって必見の内容となっています。
この企画は、宮原奨伍が初のプロデュースで挑む紀伊國屋ホール公演までの365日を追うドキュメント企画です。
当ホームページ内【つかこうへいを語る旅】よりご視聴いただけます。
インタビュー企画【宮原奨伍とつかこうへいを知る旅】にて、女優・井上加奈子さんをゲストに迎えた対談動画が公開されました。
井上加奈子さんは、つかこうへい事務所の設立当初から参加し、『熱海殺人事件』『初級革命講座飛龍伝』『郵便屋さんちょっと』など多くのつか作品に出演してきたほか、永井愛、松田正隆、平田オリザらの作品でも存在感を発揮してきました。2006年に平田満さんと共に企画プロデュース共同体「アル☆カンパニー」を設立した経緯など、沢山のお話を伺いました。
この企画は、宮原奨伍が初のプロデュースで挑む紀伊國屋ホール公演までの365日を追うドキュメント企画。
当ホームページ内【つかこうへいを語る旅】よりご視聴いただけます。
『つかこうへいを読む旅』第7弾「女優になるための36章 上下巻」(出版・主婦と生活社)が公開されました。
つかこうへい『女優になるための36章』は、牧瀬里穂・富田靖子・松坂慶子・藤谷美和子ら実在の女優との出会いを手がかりに、「女優とは何か」を鋭く掘り下げた一冊です。
華やかさの裏にある体力・観察力・優しさ・狂気といった“役者の本質”を生々しく描き出し、読者に生き方そのものを問います。
つかの毒のある愛情と眼差しは、いい女優=いい女になるために必要な態度や覚悟を浮かび上がらせます。
技術論ではなく、人間を磨くための実践書としても読めるのが本書の魅力です。
女優を志す人にも、自分を深く見つめ直したい人にも響く、誠実で力強いメッセージが詰まっています。
インタビュー企画【宮原奨伍とつかこうへいを知る旅】にて扉座主宰・横内謙介さんをゲストに迎えた対談動画が公開されました。
つかこうへいに影響を受けてきたという横内さん。つかさんの“熱”がどのように言葉として立ち上がり舞台上でどのような影響を与えるのか。
演出家だからこそ生まれる目線で、貴重なお話をお伺いいたしました。
つかこうへいを愛する方々にはもちろん、横内さんの演劇観、そして舞台表現という “作り手の立ち位置” からのお話からも、きっと多くの刺激とインスピレーションを得られるはずです。
宮原奨伍が初のプロデュースで挑む、紀伊國屋ホール公演までの365日を追うドキュメント企画。
当ホームページ内【つかこうへいを語る旅】よりご視聴いただけます。



